国土地理院は4月5日、インターネットでの「数値地図(国土基本情報)」刊行サービスにおいて、中国 / 中部 / 関東 / 東北地方の提供を新たに開始した。

地図刊行サービスのイメージ

地図のイメージ

今回4地方の提供が開始されたことで、日本全国の最新の地図データをインターネットで入手することが可能になる。あわせて、国土の基本図の画像データを購入することができるサービス「電子地形図25000」でも同地域の刊行が開始され、こちらも全国の最新データが入手できるようになった。

数値地図は、行政区画・道路・鉄道・建物等の地図情報、居住地名等の地名情報、標高等をひとつにまとめたもので、GIS(地理情報システム)などを用いて、情報を選択したり、他の情報と重ね合わせたりして使うことができる。数値地図は約10km四方単位でファイル化されており、データ項目は52項目におよぶ。価格は1ファイルあたり170円で、都道府県ごとのデータを収録したDVDは1枚7500円となっている。

電子地形図25000は、数値地図(国土基本情報)をもとに作成した地図の画像データ。インターネット上で購入する際に、その利用目的に応じて、地図の中心の位置、出力形式(PDF / JPEG / TIFF)、画像サイズ(A4~A0)、等高線の色等の指定、送電線などの表記を選択できる。値段は、1画像当たりA4~A0で170円~680円。

数値地図と電子地形図25000はいずれも日本地図センターのWebサイトから購入できる。