東芝は4月1日、LED照明・照明器具に用いられるAC/DCオフラインLEDのコントローラICとして、1コンバータPFCを採用した「TC62D902FG」を発表した。

同製品は、絶縁フライバック方式のLEDパワーコントローラで、トライアック調光への対応、1コンバータのアクティブPFCによる部品削減と高力率、トランス2次側の平均LED電流制御において、検出回路やオプトカプラを用いないことをコンセプトに開発された。力率はAC120V~220V標準でPF>0.8~0.9、LED出力電流精度は±5%(実力値)を実現している。

LED照明は次世代のあかりとして、白熱電球の置き換えによる低消費電力、長寿命が特徴となっている。東芝では、よりハイパワーのLED制御や高精度の調光対応、電流精度、さらには高力率、高効率を特徴としたLEDコントローラの製品展開を進めていく方針という。

なお、パッケージはSOP-8。サンプル価格は100円。7月より量産を開始する。

東芝のAC/DCオフラインLEDコントローラIC「TC62D902FG」