武蔵小杉駅直結のショッピングセンター「武蔵小杉東急スクエア」(神奈川県川崎市中原区)が2日、グランドオープンを迎える。同施設の4階に東急東横線・目黒線の改札口が新設されるほか、展望デッキも設置される。

東急武蔵小杉駅ビル(写真手前)および西街区再開発建物(写真後方)の一部フロアが「武蔵小杉東急スクエア」に

武蔵小杉駅では東急東横線・目黒線とJR南武線が接続し、2010年にはJR横須賀線・湘南新宿ラインの駅も開業。今年3月から東急東横線・東京メトロ副都心線の相互直通運転も開始され、東京都心への利便性が大幅に向上した。駅周辺では首都圏有数の規模の再開発が進められ、高い注目を集めるエリアに。

「武蔵小杉東急スクエア」は、駅前の再開発エリア「KOSUGI CORE TOWN」内の一施設としてオープン。東急線武蔵小杉駅南口構内の既存店舗と、東横線・目黒線ホーム上部に建設中の東急武蔵小杉駅ビル、駅に隣接する西街区再開発建物の一部フロアを一体の施設とし、東急電鉄が運営にあたる。

同施設のオープンに合わせ、東急武蔵小杉駅ビル4階に改札口(東急スクエア連絡口)が新設され、東急線のホームと直結。西街区再開発建物の2階にて、JR南武線連絡通路とも接続する。

同施設の売場面積は1万1,204平方メートルで、店舗数は計98店舗。西街区再開発建物の1・2階では、東急フードショースライスをはじめとする食のゾーンを形成。その他、2階に「スターバックス コーヒー」「カルディ コーヒーファーム」、3階に「有隣堂」「ABC-MART」「神楽坂 茶寮」、4階に「ユニクロ」「ハンズ ビー」といった店舗も入居する。新設の改札口と直結する東急武蔵小杉駅ビル4階はレストランフロアとなり、「おぼん de ごはん」「洋食亭ブラームス」「WIRED CAFE」などの店舗が並ぶ。

新設の東急スクエア連絡口(写真左)から4階のレストランフロアへ直結

展望デッキの側面は東急9000系!

展望デッキから東急東横線・目黒線を走る電車を眺められる

レストランフロアの奥に展望デッキがあり、東急線の元住吉方面の電車を眼下に眺められる。側面には、東横線で活躍した東急9000系の車両側部を取り付けており、東急東横線・目黒線に乗り入れる各社車両(10種類以上)を紹介するパネルも。電車の撮影には不向きだが、電車見放題の展望デッキは、鉄道ファンから子供連れの家族まで楽しめる場所になりそうだ。4月7・14日には展望デッキ撮影会も実施される。

「武蔵小杉東急スクエア」の中川総支配人は、同施設について、「日頃から武蔵小杉駅を利用される方々へ、毎日の生活をサポートする施設をめざします。ロゴマークは木の年輪をモチーフに、当施設から街への広がりや、街の成長への期待を表現しました」と説明。来年竣工予定の東街区再開発建物とも、地上1・4階で接続するという。「この武蔵小杉に長く住んでいる方はもちろん、駅を利用する方々、期待を寄せて新たに居住される方々にも、さまざまなライフスタイルに即したサービスを提案していきたい」と語っていた。

「武蔵小杉東急スクエア」に出店するおもな店舗