iPhone 4の発売からもう2年以上の月日が経過しているが、まだまだ使い続けている人も多い。ユーザーはiPhone 4のどんなところを評価し、また不満に思っているのか。iPhone 4ユーザー119人に自由回答形式のアンケート調査を行った。
まず、買ってよかった点について。こちらは、まとめづらいほどバラけた意見となった。あえて挙げると、それまでPCブラウザ非対応の携帯電話を使っていたからか、「外出先でネットができること」に類する答え(5%)が最も多かった。
それ以外で行くと、「アプリが豊富」「大きさがいい」「かっこいい」「画面が綺麗」「音楽が聞ける!!不満はとくにありません」などといったところか。
一方、悪かった点についても述べておこう。iPhone 5同様に「バッテリーのもち」が最大の改善ポイントになるのだろうと思っていたら、意外にもそうではなかった。 それを上回る意見となったのが、「遅い」ということ。「処理速度が遅い所」「基本便利だけど、重いこと」「インターネットの速度が遅い」などといった回答が多かった(9.2%)。
これは仕方のないことかもしれない。iPhone 4はすでに発売から3年近く経っており、LTEはサポートしないばかりか、搭載されているチップも一昔前のものになる 。最新のハイスペックスマートフォンと比べれば、「速度」が劣ってしまう。そろそろ現役引退を考えている――。そんな声が聞こえてきそうである。
このほかの少数意見としては、「画面が小さい」「フラッシュサイトが見れない」「ホームボタンが壊れやすく、使いづらい」「赤外線通信ができないのが残念」「標準アプリの削除機能が欲しい」「壊れやすい」などがあがった。
さて、個人的な印象だが、前回紹介したiPhone 5のアンケート結果に比べると、すでにオールドモデルとなったiPhone 4に対しては否定的な意見が目立った。「付き合いたてはよかったけれど、10年、20年経ってくるとね、あらばかり見えちゃうものなのよ」と自分の母親が夫の不満を他人にぶちまけている、そんな姿が目に浮かんでしまった。
なお、マイナビニュースでは、「iOS 6はiPhone 4でもサクサク動くのか?」という記事を過去に掲載しているので、iPhone 4ユーザーはこちらも参考にしていただきたい。
調査時期:2013年2月1日~2012年2月11日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:119件
調査方法:インターネットログイン式アンケート