フリーソフトウェアアワード 2012発表

Free Software Foundationは3月23日(米国時間)、2012年のフリーソフトウェアアワードを発表した。「Award for the Advancement of Free Software」を受賞したのはFernando Perez氏。この賞はフリーソフトウェアの開発や進捗に多大な貢献をした個人に贈られるもので、IPythonの開発者であるFernando Perez氏が受賞した。IPythonがもたらしたデバッガ機能、エディタ機能、コマンドライン機能などが評価されている。

IPythonはPythonをインタラクティブに操作するためのインタフェース環境で、Pythonのデフォルトのインタラクティブシェルと比較して支援機能を豊富に提供しているという特徴がある。

フリーソフトウェアやその考え方などが人々の生活に多大な影響を与えたプロジェクトに贈られる「Award for Projects of Social Benefit」は、OpenMRSに贈られた。OpenMRSはメディカルレコードシステムおよびコミュニティ。医療関係者やソフトウェアエンジニアが関わっており、世界のさまざまな国や地域で活用されている。