NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイルの4社は3月25日、各社が提供する「災害用音声お届けサービス」の相互利用を4月1日より開始すると発表した。

災害用音声お届けサービスは、音声発信が集中することでつながりにくくなった際に、音声通信に代わってパケット通信により音声メッセージを送信するサービスで、震度6弱以上の地震などの大規模災害時に提供される。

災害用音声お届けサービスの提供イメージ

これまで同サービスは、送信側を受信側が共通の携帯電話事業者を利用している場合のみ利用できたが、今回新たに4社の相互利用に対応。これにより、各社の携帯電話ユーザーは、4社間の音声メッセージの送付が可能となる。なお、このようなパケット通信を活用したサービスの利用が促進されると、音声通信の輻輳(ふくそう)が軽減され、緊急通報などの重要通信を確保しやすくなるというメリットがあるという。

このほか、提供開始となる4月1日に"体験サービス"として同サービスを利用することができる。毎月1日、15日と防災週間 (8月30日～9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日～1月21日)、正月三が日(1月1日12:00～1月3日24:00)にも体験サービスを提供する。