JR貨物は25日より、東京貨物ターミナルと吹田貨物ターミナルを約6時間50分で結ぶ東海道線直行貨物列車「福山レールエクスプレス号」を運行開始する。

「福山レールエクスプレス号」イメージ

路線トラック大手の福山通運専用の貨物列車として、東京~大阪間を毎日1往復運行。機関車とコンテナ貨車20両で1編成とし、上下合わせて1日に大型トラック80台分の貨物を輸送する。発着時刻は、下りが東京22時47分発・吹田5時34分着、上りは吹田22時55分発・東京5時38分着。年間300日の運行を予定している。

同社によると、貨物列車の運行により、トラック輸送に比べて年間で1万7,244トンのCO2が削減されるとのこと。この春に開業した吹田貨物ターミナルを発着点とする新たな貨物列車の運行決定に、同社では2大物流拠点間のモーダルシフト(トラック輸送から鉄道輸送などへの転換)がさらに進むと期待している。