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NASA、Jet Propulsion Laboratoryは3月18日(米国時間)、火星探査機Curiosityが前回粘土鉱物を採取した場所の近くに、含水鉱物の存在を示す調査結果が得られたと発表した。NASAは先週、火星に生命(微生物)が存在可能な時期があった、具体的には水が流れいてた痕跡があるという旨を発表していたが、今回の発表でさらにこれを裏付けるデータを得られたことが示された。

Curiosityにはさまざまな調査機能が搭載されており、今回、前回粘土鉱物を採取した近辺でほかのセンサーを使って地面を調査。結果として、水素を検出することができ、この水素は岩に含まれる水分子によるものだとみられるという。また、水によって運ばれることによって形成されたと見られるデータがでており、周辺に水が存在したことが示唆されている。

Curiosityは火星に生命が生存可能な環境が存在したかどうかを調査することがひとつの重要な目的になっており、今回の調査によってその可能性があることが示されたことになる。CuriosityはYellowknife Bayエリアを調査したのち、Gale Crater中央のMt. Sharpを調査するとしている。