ペットとして最も多く飼われている犬ですが、その犬種は実に様々。近所で見かける犬のお散歩風景だけでもいろんなワンコがいます。現在日本では小型犬が人気ですが、外国ではどうなのでしょう? 母国ではどんな犬種が人気なのか、日本に住む20人の外国人に聞いてみました!

■普通の野良の犬が多い(ポーランド/女性/20代後半)

■野良犬(ギリシャ/男性/30代前半)

雑種ということでしょうかね。日本でもたくさん飼われています。血統書付きばかりが犬ではありません。雑種・ミックスの犬たちも、飼い主さんと仲良く暮らしています。

■人の好みによりますが、ゴールデンレトリバーが一般的だと思います(アメリカ/男性/20代後半)

■ラブラドールレトリバー(デンマーク/女性/50代前半)

“ゴールデン”も“ラブラドール”も、レトリバーはやはり人気ですね。温和・社交的・従順という飼いやすい性質と、力強く精強な風貌で、分かり合える相棒として最適です。ラブラドールは盲導犬としても活躍していますよね。アメリカの2012年人気の犬種1位は22年連続(!)でラブラドールレトリバー。2位ジャーマンシェパード、3位ゴールデンレトリバー。

■2009年の数字ですが、1位アイリッシュセッター、2位ジャーマンシェパード、3位ラブラドールレトリバー(イギリス/男性/40代前半)

1位のアイリッシュセーターは、優雅な外見と狩猟犬らしいスピードとスタミナを持ち合わせた犬。きれいなマホガニーレッドの被毛は、イギリスの風景にベストマッチですね!

■ジャーマン・シェパード。基本的に人を守れる犬が飼われています(ロシア/女性/20代前半)

犬に何を求めるのか?ということも、犬種選びに大きく関わってきます。ジャーマンシェパードの性質は、防衛能力、番犬適性は共に5点満点ですが、知らない人への友好度は2点。素直で落ち着きがある一方、主人が望むなら攻撃も辞さない勇敢さもあります。家庭では優秀な番犬、そして警察犬として有名なのも納得ですね!

■ダックスフンド(ドイツ/男性/40代前半)

これまでの回答では大型犬の名前が多く上がっていましたが、ドイツでは小柄なダックスフンドが人気です。ドイツ原産の狩猟犬で、小さいながらも番犬適性は満点です!

■若者は大きくて攻撃的な犬で、年配の方は小さい犬です(イタリア/男性/30代前半)

■大型犬が好きな人が多いですが、小さい犬の方がかわいさもあるし、世話も楽とのことで小型犬を買う人も多いです。ヨークシャーテリアは多いです(フランス/女性/20代後半)

犬と一緒に暮らす際には、世話がしやすいかどうかというのも大事なポイントです。大きな犬の散歩をすることや、十分な運動をさせることは思いのほか大変。年齢や性別によっても、人気の犬種は変わってきそうですね。ほかには下記のような犬が人気があるようです。

■ティーカッププードル(中国/女性/20代後半)

■ビーグル犬のような(マリ/男性/30代前半)

■ブルドック、チワワなど(ラオス/女性/20代後半)

■ジンド犬。柴犬と似てるけど大きい(韓国/女性/30後半)

■スペインの犬はガルゴ。昔、狩りの手伝いをしていた。でも今は人気ではない。今はパグです(スペイン/男性/30代前半)

ジンド犬は韓国原産の犬、スペインのガルゴ・エスパニョールは、エジプト原産のグレーハウンドの仲間で、すらりとした体型でレースでも活躍するそうです。

日本でもかつて、大型犬のシベリアンハスキーがブームとなりましたが、現在人気の犬種は1位トイプードル、2位チワワ、3位ミニチュアダックス。小型のかわいらしい犬が人気です。ルックスや性質に加え、住宅環境の面でも、小型犬は日本人の生活に合っているのかもしれませんね。