フリービットは、「SDN(Software Defined Networking)」の1つである「Emotion Link」における中核技術の「サーバー」に関連した特許権を中国において取得したと発表した。 「Emotion Link」は、ルータなどのハードウェアで構築されたネットワーク上で、 SDNを実現するコアコンポーネント。

同社では、「Emotion Link」に関連する特許は日本、米国、ヨーロッパ、韓国にて既に取得しており、中国においても2010年11月に「中継装置技術」に関して特許権利化が完了していたが、今回「Emotion Link」の中核技術である「ルーティングサーバー」に関する特許権を取得した。

中国では、IPv4アドレスの中央在庫が枯渇した現在でも、インターネットユーザー数が数千万人規模で年次増加しており、日本や米国等よりも、IPv6アドレス利用のニーズが高い状況にある。

既存のネットワークや機器に手を加えずに、あらゆる機器を簡単にIPv4/IPv6の仮想ネットワークに対応させることが可能な「Emotion Link」の中核技術の特許権が中国で認められたことを受け、フリービットグループでは、中国の目指す次世代インターネット産業発展により具体的に資することができると考えており、引き続き、特許技術を活かした独自性の高いサービス開発を行い、M2MをはじめとしたIPv6対応サービスの展開を行っていくという。