大日本印刷(DNP)とダイドードリンコは、両社で共同開発した「災害情報発信デジタルサイネージ自販機」を、3月5日に学術総合センター(東京・千代田区)で開催される学認シンポジウム後援企画「ICTSFC学認ソリューションフェア」に出展すると発表した。

この自販機は、デジタルサイネージと飲料自販機を一体化したもので、災害発生時には、デジタルサイネージによる災害情報の提供と、災害対応ベンダーとして無料で飲料の提供を行い、災害情報発信ステーションとして地域に貢献する。情報はインターネット回線と地デジ波(関東圏対応)の2系統から告知する情報を取得でき、万一、災害発生によってインターネット回線が遮断された場合でも、地デジ波から最新情報を取得する。

「災害情報発信デジタルサイネージ自販機」

また、自販機は、平常時は防災に役立つ情報を告知するとともに、災害発生時には住民への避難場所の告知や帰宅困難者へ災害用伝言ダイヤルの使用方法、地震警報などの情報を告知。ニュース・天気予報、自治体情報、企業情報などの放映や、広告媒体としての活用も可能だという。

今後DNPは、「災害情報発信デジタルサイネージ自販機」を、学校や病院、店舗、商業施設、展示会場などへ提供していくという。