国立科学博物館は5月21日まで、「『千石正一』と爬虫両生類標本~セーフティーネットで守られたコレクション~」を開催している。2月23日と3月23日・24日に、同展示の特別イベントとして「映像上映会とトークショー」が行われる。
千石先生ゆかりの「映像上映会とトークショー」を開催
同展示は、爬虫両生類の調査研究、理解普及で知られる千石正一氏の、総標本数8,000点以上にのぼる標本コレクションが同館に寄贈されたことをきっかけとして開催されるもの。紹介パネルと一部の標本展示を通じて、氏のコレクションと活躍を振り返り、自然史標本セーフティーネットの重要性を紹介する。
特別イベントは、2月23日と3月23日・24日の各回とも、第53回科学技術映像祭 自然・くらし部門 部門優秀賞受賞作品「千石先生のいのちはみんなつながっている」を上映する。
また、「千石先生とゆかりの方々によるトークショー」として、2月23日が埼玉県こども動物園自然公園園長・日橋一昭氏を招いての「生物やの虎の穴……本屋のおじさんだった千石正一」。3月23日は兵庫県立人と自然の博物館・主任研究員、兵庫県立大学大学院教授・太田英利氏による第2回「学者としての千石正一:なぜ彼は標本を集めたのか?」。3月24日には田園調布動物病院院長・田向健一氏の第3回「爬虫類を飼うということ……珍獣ドクターと呼ばれて」を開催する。
会場は、国立科学博物館 地球館3階 講義室(東京都台東区上野公園 7-20)。13時開場、13時30分開演、15時30分終了予定。定員は、各回先着70名となる。その他、詳細は同館「科博NEWS展示」ページで確認できる。