第一生命保険は19日、第26回「サラリーマン川柳コンクール」の全国入選作品100句を発表した。

同コンクールは1987年に開始。今回は、2012年10月から12月にかけて全国のサラリーマン・OL・主婦などを対象に実施し、計3万490句の作品が寄せられた。応募が3万句を超えたのは1998年以来14年ぶりとなるという。

入選作品をジャンル別に分類すると、夫婦編11句、家庭編8句、親子編4句、職場編8句、上司・部下編4句、政治・経済編5句、流行・話題編29句、健康・スポーツ編3句、IT・通信編12句、その他16句となった。さらに、応募作品からは「いいね!」「ワイルド」「iPS」「第三極」「LTE」「ノーベル賞」「ゆるキャラ」「LCC」「ルンバ」といった2012年のキーワードが浮かび上がったとしている。

主な句には、あんこもちさんの「ワイルドな 妻を持つ俺 女々しくて」、未来のない公務員さんの「ノーベル賞 家(うち)にないのは 平和賞」などがある。

第26回「サラリーマン川柳コンクール」全国入選作品100句

今後は、第26回「私が選ぶサラ川ベスト10投票」と題し、全国入選作品100句の中から好みの句に投票するキャンペーンを開催。投票は同社ホームページ(パソコン、スマートフォン・携帯)から行う。投票期間は19日~3月19日。なお、全国入選作品100句は、同社日比谷本社(東京都・千代田区)1階オープンスペースにも展示し、「ベスト10投票」を受け付ける。展示期間は19日~3月19日。投票結果は、第26回「サラリーマン川柳ベスト10」として5月下旬に発表を予定している。

また、同社は19日より「第一生命ミュージアム」を日比谷本社1階にオープン。オープニングの特別企画展示として、「サラ川ヒストリー展」を同コンクール投票期間と併せて開催する。

同展では、過去のサラリーマン川柳ベスト10作品と、当時の出来事や流行したカルチャーを年表形式で展示するほか、「サラ川」の中で詠まれてきた「時代を象徴する懐かしのアイテム」も出品する。このほか、生活者の意識変化の定点データを使って時代傾向を読み解きながら、時代を振り返るとしている。展示期間は19日~3月19日で、入場は無料。