日本HPは2月14日、タッチスクリーンディスプレイを一体化したオールインワン型POS向けハードウェア「HP RP7 Retail System」の新製品として、ファンレスデザインを採用した「HP RP7 Retail System Model 7100(以下、Model 7100)」を発表し、3月下旬より出荷を開始すると発表した。

「HP RP7 Retail System Model 7100」

新製品は、黒を基調としたスタイリッシュなデザインを採用するタッチスクリーンディスプレイ一体型のPOS端末向けPCで、Model 7100は、低消費電力型のプロセッサを搭載し、ファンレス構成の内部デザインを採用している。ファンレスデザインの採用によって筐体の密閉性を高めたことにより、埃の飛散や塵、水滴などの侵入を防ぎ、ファーストフードやレストランといった飲食店など水回りに近い設置環境にも柔軟に対応する。

また、IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)によって定められた保護等級IP54に適合する防塵性、防水性を備え、消費電力10Wの低消費電力プロセッサー(インテル Celeron 870UE)搭載による優れた省電力性能と、ファンレスデザインによる高い静音性を備える。

さらに、角度や高さを自在に変更できるタッチスクリーンディスプレイ、VESA規格準拠による壁掛けをはじめとした設置場所の柔軟性、Windows PCとしてPOS以外の用途にも活用できる汎用性、業界標準OPOS(Open Point of Service)に準拠したインタフェース、BIOSレベルで強化されたセキュリティ性など、既存モデル「Model7800」と同等の特長を備え、HP RP7専用オプション5製品(磁気カードリーダー、指紋リーダー、Webカメラ、VFDカスタマーディスプレイ、10.4インチカラー液晶カスタマーディスプレイ)と周辺機器6製品(キャッシュドロアー、レシートプリンター、バーコードスキャナー3製品、据え置き型VFDカスタマーディスプレイ)も選択可能。

価格は、HP RP7 Retail System Model 7100 Windows Embedded POSReady 2009モデルが194,250円(税別)、HP RP7 Retail System Model 7100 Windows 7 Professional 32bitモデルが20万4,750円(税別)。