非日常を体験! お城に泊まる新婚旅行

童話などではヒロインがすてきな王子様と結婚し、その後お城で幸せに暮らした…といったような設定が定番です。さすがに本物の王子様お姫様にはなれませんが、ちょっと現実を離れてその気になってみるのも面白いでしょう。そこで今回は、結婚式の余韻冷めやらぬ新婚さんにぴったりの、実際に泊まることができる海外の古城を紹介します。

■意外に多い宿泊可能な古城。値段は比較的お手頃

主にヨーロッパで古城宿泊をすることができます。シャトーホテル(Chateaux Hotels)と呼ばれることも。

城館をホテルに改装してあり、そのほとんどが郊外に位置します。お城で結婚式も行えるパッケージプランが用意されているところもあり、まさに本物の王子様お姫様気分が味わえます。かなり高そうな印象をもつ人も多いかもしれませんが、宿泊だけなら通常のホテルとほとんどかわらないものもあります。ヨーロッパ観光の宿泊先のひとつとして好みのお城を選び、宿泊してみるといいでしょう。

■フランスでモダンな設備とおいしい料理を楽しむ

フランスのアンボワーズ(Amboise)にある「シャトー・ド・プレイ」(Chzteau De Pray)は、シャトーホテルとしては小さめですが、部屋数が19と少なめなので人も多すぎず、ゆったりとした時間がすごせます。特に料理は定評があり、日本人カップルにも人気です。アンボワーズ駅から徒歩で40分ほどかかり、駅にはタクシーがほとんどいないため、事前に移動手段を手配しておいたほうが安心です。

■高台にあるドイツの古城は眺めが最高

ドイツの「シュロス・シュタインブルグ」(Schloss Steinburg)は高台にあるため、行くまでは一苦労ですが、その苦労を忘れさせてくれるくらいのすてきな眺めが満喫できます。宿泊客の7割が日本人と言われるほど、日本の旅行ツアーにも利用されているシャトーホテルです。部屋などの内装は現代的に改装されているので、使い勝手もよいです。ホテル内のレストランはちょっとお高めですが、周辺には他に食事をできる施設はないため、ここで食事をしながら景色を楽しむのが良いでしょう。

■チェコには2,000以上の古城がある

チェコにある「シャトー・ズビロフ」(Chateau Zbiroh)は、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナーのミュシャが長期滞在して「スラブ叙事詩」を制作したことでも有名な古城です。2008年に客室数55室の高級シャトーホテルとして生まれ変わってからは、数々の旅行ツアーの宿泊先としても利用される人気ホテルになっています。英国式庭園や美しい礼拝堂、サロンなども用意され、見どころが多いのも特徴。その一方で地下の隠し部屋や囚人の塔などもあり、宿泊客以外も見学が可能となっています。他にもチェコには古城が多いため、チェコで連泊していろいろな古城を楽しむのもオススメです。

今回紹介した以外にも、すてきなシャトーホテルはたくさんあります。夫婦2人ですてきな古城を探して、一生の思い出に残る新婚旅行を楽しんできてください。