ファミリーマートは2月8日、最新鋭の省エネ設備等を備えた次世代型フラッグシップ店舗として、千葉県船橋市に「ファミリーマート船橋金杉店」を、2月14日7時に開店すると発表した。同店の電気使用量は、通常のファミリーマート店舗と比較して約30%削減することを目標としている.
同社によると、同店では、「環境負荷低減」、「災害時の営業継続」、「新技術の活用」の検証を目的とし、これらの検証を重ねた結果、他店にも導入可能な機器に関しては積極的に拡大していくという。
同店の特徴として、環境負荷低減かつ災害時対応として、「太陽光発電+リチウムイオン蓄電池システム」を採用。太陽光で発電した電気の一部を店内照明などに利用し、余剰分は蓄電池に貯め、停電時の非常電源として備え、POSレジや照明に供給することで、店舗の営業継続を可能にする。
環境負荷低減として、「地中熱ヒートポンプ空調」により、地中熱を空調に利用し、電気使用量約30%削減する。また、「ノンフロンCO2冷媒-冷蔵冷凍システム」を採用し、CO2冷媒利用システムによるノンフロン化により地球温暖化を抑制し、電気使用量30%削減する。
そのほか、再利用が可能な100%硬質紙素材でできている商品陳列棚「硬質紙リサイクル陳列棚」や、時間帯や季節で店内照明の明るさと色も可変制御な「調光調色LED照明システム」、「次世代有機EL照明」などを活用する。