米Twitterは2月5日(現地時間)、TV番組のソーシャル分析技術を提供する米Bluefin Labsを買収したことを発表した。買収金額など詳細は非公開。TVとの融合において革新的な広告製品やユーザー体験の開発を図ると説明している。

Bluefin LabsはソーシャルメディアにおけるTV番組の評価や反応に関するデータを分析するベンダー。マサチューセッツ工科大学(MIT)のMedia Labの研究からスタートしたベンチャーで、主力製品「Bluefin Signals」を利用することで、TV局、広告エージェンシー、広告主は番組に対する深い洞察を得られるという。

米国の大手TV局40社、主要広告エージェンシー、大手広告主などを顧客に持ち、TV番組とコマーシャルの両方に関するデータを提供している。

TwitterはBluefin Labsの買収について、「ソーシャルTV市場へのコミットの一部」と説明している。Bluefin Labsのデータ分析技術、ソーシャルメディアとTVに関する専門知識を獲得することで、TwitterとTVとの交差点で革新的な広告製品やユーザー体験を提供するという。Bludfin Labsの既存顧客へのサポートは継続するが、Bluefin Labs製品の提供は行わないと述べている。

同社は12月、視聴率のNielsenと独占的提携を交わし、Nielsenの「SocialGuide」プラットフォームを土台とするソーシャルTV測定サービス「Nielsen Twitter TV Rating」を開発することを発表している。