ハイパーギアは23日、既存のWebアプリケーションを変更/開発せずにWebサーバの設定だけでPDFファイルの持出禁止などの電子文書の情報漏えい対策を可能にするWebサーバソフトウェア「ファイルプロテクト for IIS」の販売を30日より開始すると発表した。また同時にブラウザでの画面キャプチャー防止、印刷禁止、コピー&ペースト防止もできる「画面プロテクト for IIS」も同時に取り扱う。

リアルタイム変換で柔軟な権限設定を行える

「ファイルプロテクト for IIS」はマイクロソフト社のWebサーバであるIISに組み込まれPDFファイルをダウンロードする時にリアルタイムで、持出禁止などのPDFに変換し、流用や2次漏えいを防止する。コンテンツの事前変換が不要で、フィルターソフトウェアなので、文書管理システムや情報共有システムを一切変更せずに利用できる。

持出禁止のほか、「暗号化」・「社外秘」などの透かしをいれる・「印刷禁止を設定する」など豊富な情報漏えい対策を行え、市販の文書管理パッケージソフトや、開発済みの情報共有システムに後から容易にファイルの持出禁止などの強力な情報漏えい対策を行える。また、ブラウザ上での画面キャプチャーの防止、印刷禁止などが行える「画面プロテクト for IIS」もあわせて用意される。

動作環境は、Windows Server 2008、2008 R2[32bit / 64bit / 日本語]IIS 7.0 / IIS 7.5 Tomcat WebアプリケーションはIISにリダイレクトさせて利用することができる。Windows Server 2003 IIS6.0対応/Windows Server 2012 IIS8.0対応は2月に対応予定。「画面プロテクト for IIS」のサポートするブラウザは、Internet Explorer Ver.6 / Ver.7 / Ver.8 / Ver.9 32bit 日本語 / 英語 / 中国語(簡体字・繁体字)。

価格は、「ファイルプロテクト for IIS」が1サーバ300ユーザまでで1,000,000円、ユーザ数無制限の場合、2,500,000円。サーバを1つ追加するごとに500,000円。「画面プロテクト for IIS」が1サーバ100ユーザまで1,000,000円/300ユーザまで2,000,000円。ユーザ数無制限の場合、オープンプライスとなっている。サーバを1つ追加するごとに500,000円。