マイナビは1月17日、2014年卒業予定の学生を対象とした「2014年卒マイナビ学生就職モニター調査 12月の活動状況」の結果を発表した。2014年卒学生を対象としたモニター調査は、今回が初の発表となる。
同調査は2012年12月25日~2013年1月3日に、2014年卒業予定の全国の大学3年生および院1年生4,430名を対象に実施した。有効回答率41.4%で、回答数は1,833名(文系男子377名、理系男子544名、文系女子399名、理系女子513名)。
12月は9割が「企業にエントリー」「説明会に参加」
12月にどのような活動をしたかという調査では、「企業にエントリーした」や「合同企業説明会に参加した」と回答した割合が9割前後。前半では業界研究や企業研究、仕事(職種)研究などの行動が活発で、短期間で活動準備を進めていたようだ。後半は「個別企業セミナーに実際に参加」や「エントリーシートを取り寄せた」行動が、前半よりも活発になっている。
12月の平均エントリー数は43.1社
平均エントリー社数を見ると、12月の1カ月間の社数は43.1社で前年比1.1社増。その内訳は前半に26.9社、12月後半に16.2社だった。一方、個別企業セミナーへの参加社数は前年比0.5社増の3.6社となり、特に12月後半では2.3社と前半の1.3社から目立って増加している。
また、12月の就活費用について文理男女別に見たところ、文系男子は「交通費・宿泊費」が1万90円(全体8,208円)、「その他(スーツや書籍など)」が2万5,410円(全体2万879円)と高い傾向にあった。
先輩と比べて自分たちの就職活動は「楽になる」が増加
続いて、内定を取る自信について尋ねたところ、「ある(大いに、と少しの計)」と回答した割合は、文系女子で前年比6.2pt増の39.8%、理系女子で前年比8.6pt増の41.1%。
先輩と比較して自分たちの就職活動はどうなるかという設問では、「楽になる(多少とかなりの計)」が前年比4.5pt増の11.4%、「厳しくなる(多少とかなりの計)」が前年比29.0pt大幅減の17.8%。その理由としては、2013年卒の先輩の内定率が比較的良かったことや、12月スタート2年目で先輩のアドバイスが受けやすいといったことが多く挙げられた。
企業選択で重視することは「社風がよい」が1位
企業選択の際に重視することについて尋ねると、「社風が良い」が55.2%で最も多かった。次いで「企業として将来性がある」が53.4%、「安定している」が42.1%。文理の差が多く現れたのは「技術力が高い(29.0pt差)」、「現在の研究・専攻分野にマッチしている(10.4pt差)」で、それぞれ理系の回答が多かった。
調査結果の詳細は、採用サポネットで公開している。