楽天Edyは16日、新たなO2O(Online to Offline)サービスの取り組みとして、新クーポンサイト「楽天Edyスマートクーポン」を開始した。

「楽天Edyスマートクーポン」は、スマートフォン専用のクーポンサイトで「かざす型」と「見せる型」の2種類の方法でクーポンが提供される。「かざす型」は、楽天Edyを設定した「おサイフケータイ」で、事前にクーポンを取得し、Edyで買い物をすると、後日Edyが還元されるサービス。従来のクーポンサービスのように、クーポンを印刷して持ち歩く必要もなく、また支払い時にクーポンを提示する必要もない。また、クーポンの回収作業など、店頭オペレーションが発生しない点も特徴だという。一方「見せる型」は、クーポン画面を店頭で提示すると特典が受けられるサービスで、iPhoneを含む全てのスマートフォンで利用できる。

同クーポンは、ユーザーにとっては、スマートフォン上で様々なジャンルの商品やサービスのお得なクーポンを取得でき簡単に利用できる。一方、楽天Edy加盟店にとっては、「楽天Edyスマートクーポン」を告知媒体として活用できるため、新商品や新サービスの情報を発信でき楽天Edyユーザーを加盟店に送客することが可能になる。

サービス開始時には、全国約6200店舗を展開するコンビニエンスストア「サークルKサンクス」や全国約220店舗のリラクゼーションスペース「てもみん」、ビジネスホテルおよびシティホテルを全国に展開する「東急ホテルズ」(全国のエクセルホテル東急、東急イン、ホテル東急ビズフォートおよび一部の東急ホテルの37施設が対象)、家電量販店ビックカメラとカジュアル衣料のユニクロの複合型店「ビックロビックカメラ新宿東口店」(カジュアル衣料のユニクロでは楽天Edyおよび同クーポンは利用不可)、全国約310店のカラオケ施設「BIG ECHO」(2月1日開始予定)、約220店舗のカフェを運営している「プロント」、全国約710店舗を展開するコンビニエンスストア「ポプラグループ」(1月22日開始予定)などのクーポンを提供する予定。

楽天Edyは、今後も様々なジャンルの加盟店と連携し、ユーザーにとって満足度の高いサービスの提供に努めていくとしている。