NECは、クボタが取り組んでいる社会貢献活動「クボタeプロジェクト」の協力を得て、茨城県牛久市にある谷津田の耕作放棄地の再生を行うと発表した。

開催日は1月17、18日の2日間で、農機具(トラクター、草刈り機など)を使った草刈り、耕起、水路作りなどを通じた耕作放棄地の再生を行う。

NECは、NPO法人アサザ基金と協働し、耕作放棄地を再生する「NEC田んぼ作りプロジェクト」を2004年度より実施しているが、企業と連携した協働は初の試みになる。

「NEC田んぼ作りプロジェクト」

「NEC田んぼ作りプロジェクト」では、NECグループ社員や家族を対象に、2004年の活動開始から参加者数が述べ8,950名(2011年度末時点)に達した人気の参加型環境教育プログラムで、霞ヶ浦の保全活動を行っているアサザ基金と協働で行っている。「100年後のトキの野生復帰」を目指し、当初は荒れ果てていた谷津田の休耕田を再生し、田植え・草取り・稲刈り・脱穀、収穫した米を使った酒造りなど、家族や友人と楽しみながら自然体験ができるプログラムを用意、年6回実施している。

一方、「クボタeプロジェクト」は、「食料・水・環境」の社会的課題解決に向けて、クボタグループが推進する社会貢献活動で、中心は「耕作放棄地再生支援」活動。全国で40万ヘクタールにも及ぶという耕作放棄地の解消をめざして2008年からスタートし、クボタの農業機械とオペレーターを派遣して、農地の復元整備(草刈り・耕うん整地など)や作物栽培作業(播種・中間管理・収穫など)の一部を支援している。