アドビ システムズは、同社の「Adobe Creative Suite 2(以下、CS2)」製品群のデータとシリアルコードを公開している。
同社Webサイト上で配布されているのは、「Creative Suite 2」、「Acrobat 3D 1.0 for Windows」、「Acrobat Standard 7.0」、「Acrobat Pro 7.0」、「Acrobat Pro 8.0」、「Audition 3.0」、「GoLive CS2」、「Illustrator CS2」、「InCopy CS2」、「InDesign CS2」、「Photoshop CS2」、「Photoshop Elements 4.0/5.0」、「Adobe Premiere Pro 2.0」といった13品目。Windows専用のソフトウェアも一部あるが、多くの物にWindows版ならびにMac版が用意されている。データをPCにダウンロードし、サイト上に掲載されているシリアルコードを入力することで使用可能となる。
また、CS2製品群のシステム要件は、Windows環境ではMicrosoft Windows 2000/Windows XP日本語版。Intel Pentium IIIまたは4クラスのプロセッサを搭載したコンピューターであること。Mac環境ではMac OS X v.10.2.8~v.10.3.8。PowerPC G4またはG5プロセッサを搭載したコンピューターとなっている。
なお、同社はブログ「Adobe Featured Blogs(英文)」にてこの措置について言及している。CS2はリリースから7年以上経過し、近年用いられているOSでのサポートが終了していることを受け、2012年12月にアクティベーションサーバーを停止。その一方で、CS2のソフトウェア群を今後も使用したい顧客に向けて、データならびにシリアルコードを公開しているということだ。ちなみに、「Adobe Creative Cloud」優待の対象はCS3以降となっており、現行のサービスならびにソフトウェアへのアップデートなどは行えないので注意してほしい。
追記
アドビ システムズは、ブログ「Adobe Featured Blogs(英文)」内で言及しているとおり、今回の措置に関しては、正規ライセンスを所有しているユーザーに対するものであると正式にコメントを出している。