普段のくらしの中で、デザインを意識する瞬間はどれくらいあるだろうか?また、デザイン性の高い製品やサービスに支払う付加価値は一体いくらが相場なのだろうか?

今回、マイナビニュースの読者約1,000人にアンケートを実施し、「デザイン性への興味」と「デザインに支払う付加価値」について問いかけてみた。

「デザインを重視した製品やサービスに興味はありますか?」回答グラフ

「デザインを重視した製品やサービスに興味はありますか?」という質問を投げかけたところ、全回答者の約7割(73.2%)が「はい」と答えた。やはり、普段触れるモノやコトのデザイン性について、気にしている人は多いのかもしれない。

「デザインに比重を置いたサービスについて、一般的な価格に加えていくらまでなら多く支払えますか?」回答グラフ

この質問と同時に、「デザインに比重を置いたサービスについて、一般的な価格に加えていくらまでなら多く支払えますか?」という問いも投げかけた。すると、一番安い選択肢である「999円まで」と回答した人が最多数(42.4%)、それに迫る割合で「3,000円まで」(33.5%)という価格帯が選択された。「999円まで」と「3,000円まで」の回答パーセンテージを足すと約7割となり、ひとつ目の質問で「はい」と答えた人数とほぼ一致する。このふたつの結果を合わせて考えると、「デザイン性の高いものに興味はあるけれど、やはり安さも大切」というシビアな消費者欲求が見て取れる。

また、その一方で注目したいのが、上位ふたつに次いで回答率の高い「5,000円まで」(12.9%)と、それよりも高額な「1万円まで」、さらに限度額のない「いくらでも」という選択肢の合計値(12.1%)がほぼ一致すること。全体から見れば少数派だが、「デザインの秀逸さには出費を惜しまない層」がいることは、あらゆるモノゴトをデザインする人にとって興味深い結果といえそうだ。

調査時期:2012年10月16日~2012年10月21日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:909件
調査方法:インターネットログイン式アンケート