キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は19日、「Blackboard Learn」/「Blackboard Mobile」/「Blackboard Collaborate」などのBlackboard製品を12月20日よりラインナップに加え、LMS(学習管理システム)市場においてさらなる拡販を目指すと発表した。

「Blackboard Learn Release 9.1」画面 資料:Blackboard

同社では、LMSを文教向けソリューションにおける戦略的な市場と位置づけ、これまでもその拡販を強力に推進してきたが、今回、世界75カ国、約9,300以上の高等教育機関・K12(小中高)等に導入され、1,500万人以上が利用している商用パッケージのBlackboard製品を新たにラインナップに追加した。

すでに複数の大学・高等教育機関への導入実績があり、高い評価を得ているOSSの「Moodle」を中心としたLMSは、2012年に、これまでに蓄積したLMSのノウハウと技術力をベースに、独自開発の授業支援サイト構築ツールやPortalサイト構築ツールなどのLMS製品をリリースし、より細かなユーザーニーズに対応できるよう商品構成を拡充している。今回、OSS製品と商用パッケージ製品をラインナップに揃えたことで、ユーザーのニーズに合わせた、よりきめの細かい提案が可能になった。

キヤノンITSでは、これらの充実したLMS製品のラインナップで、大学等の高等教育機関をはじめとする文教市場に対して、より質の高い教育体験を可能とするソリューションを提供し、現在各教育機関の課題となっている教育の質の向上/学校競争力・ブランド力の強化/グローバル人材の育成といった課題解決を支援する。

Blackboard製品の高等教育機関向けライセンスの価格(最小構成/年間使用料)は、「Blackboard Learn」が391万2,300円から、「Blackboard Mobile」が207万9,000円から、「Blackboard Collaborate」が96万6,735円から。

キヤノンITSでは、初年度に5校、3年後には20校へのBlackboard製品の導入を販売目標としている。