SAS Institute Japan(SAS)は12月17日、大学や大学院などでの統計解析、オペレーションズ・リサーチ、およびデータマイニングなど、アナリティクスに関する教育を支援するため、教育機関向けライセンスプログラム「SAS Academic Program」のキャンパス全体向けライセンスである「キャンパスプログラム」の契約をもつ教育機関を対象に、SASの日本語教材を2013年1月10日から無償で提供すると発表した。

「SAS Academic Program」 は教育機関向けのプログラムで、キャンパスプログラムは、23種類の統計プロダクト、およびデータマイニング統合パッケージ「SAS Enterprise Miner」、ゲノム解析ツール「SAS/Genetics」を、キャンパス全体で利用できるライセンス形態となる。

提供する教材は、キャンパスプログラムで提供される製品に関係するSASの有償トレーニングで使用している日本語教材すべて。

提供方法はデジタルデータで、SAS Academic Programのキャンパス全体向けライセンス「キャンパスプログラム」の契約をもつ学校内で自由に利用することができる。教材で用いるサンプルデータもあわせて提供され、また、教員向けに、本教材を使った授業スキル向上のためのトレーニング講座を拡充し、利用の促進を行うとしている。

同社では、実践的な日本語教材13種類および英語教材を、SASを活用した授業を行う大学・大学院に無償で提供することによって、日本でのデータサイエンティストやアナリストの素養をもつ学生の育成に貢献するとしている。