西日本電信電話(以下、NTT西日本)とエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト(以下、NTTスマートコネクト)は、現在提供中の「Bizひかりクラウド」のサービスラインアップの拡充を図り、セキュアな閉域網からも利用でき、共用サーバながら仮想的に専用サーバと同等の機能を有する、IaaSメニュー「スマートコネクト VPS」を12月11日から提供開始すると発表した。

「スマートコネクト VPS」の概要

NTTスマートコネクトは、データセンターに設置された物理リソース上に、顧客専用の仮想サーバー(VPS)を構築し、販売・提供。NTT西日本は、販売取次ぎし、次世代ネットワーク(NGN)を活用した「フレッツ 光ネクスト」(インターネット接続サービス)と、フレッツ 光ネクスト等を利用してセキュアに複数拠点を接続することが可能な「フレッツ・VPN ワイド」等ネットワークサービスの販売をあわせて実施する。

提供するサービスは、データセンター内に構築したサーバ群を仮想化技術を用いて、顧客毎に専用のVPSとして提供。個々の顧客のニーズに合った性能のVPSを複数組み合わせて利用できる。また、インターネットや閉域網サービス、学術情報ネットワーク(SINET4)どの多彩なネットワーク接続環境を選択できる。

VMware社のハイパーバイザー「vSphere」を採用し、サーバ設備の二重化、サーバ設備の故障発生時にHA技術を活用したサーバ切り替えを行い、安定稼働を実現。スナップショットによる世代管理とシステム全体のバックアップの2つの機能を標準で提供することにより、サーバ設備の故障発生等の場合に、データやシステムをスナップショット/バックアップ取得時点に復旧可能となる。サービスの価格は、個別見積りとなる。

「スマートコネクト VPS」のサービス利用シーン