ゾーホージャパンは12月10日、イベントログおよびSyslogを対象とするログ一元管理ツール「ManageEngine EventLog Analyzer(マネージエンジン イベントログアナライザ)」に新デザインのユーザインタフェースを適用し、ログの収集機能や検索機能の強化を行う、「リリース8.0」の出荷を開始したと発表した。

本製品は、ネットワーク内のWindowsホストから出力されるイベントログや、UNIXホスト、またはルータ、スイッチ等のネットワーク機器から出力されるSyslogを収集して解析レポートを生成するログ一元管理ツール。最新版では、ユーザインタフェースを一新して操作性を向上。ダッシュボードに表示するレポートのカスタマイズや、コンプライアンレポートおよび検索機能の専用タブの設置など、より効率的なログ活用を実現する。

操作性を向上したEventLog Analyzer 8.0のダッシュボード

また、任意形式のログの収集に対応し、ネットワーク内のあらゆるログの一元管理を実現。ログ形式に関わらず、あらゆるログファイルのインポートと検索が可能となる。これにより、統合的なログ解析を実現し、ネットワークの異常や脅威をすばやく抽出することで、トラブルシューティングを迅速化する。

インポートしたアプリケーションログの一覧表示画面

さらに、ログ内のすべてのメッセージを対象に検索でき、ユーザ定義のフィールド検索もできる。ログフィールドへのインデックス作成機能の強化により、設定ミスやウイルス、ユーザの操作ログ、システムアプリケーションエラー等、ネットワークのさまざまな異常や脅威をすばやく抽出。検索ニーズに合わせて、あらゆるログを対象に、正規表現を使った検索条件フィールドを自由に作成でき、標準で実装されたフィールドだけでなく、ログ内のすべてのメッセージをフィールドとして検索可能となる。

価格は前リリースからの据え置きで、「Premium Edition 10ホストパック」が、年間ライセンス(保守サポート付、消費税別)13万6,000円から、通常ライセンス(初年度保守サポート付、消費税別)49万円から。導入前に実環境で検証可能な30日間無料の評価版も提供される。