TwitterがTiwtte公式アプリにおいて、独自のフィルタリング機能の提供に向けて準備を進めているという。AllThingsDが事情に詳しい関係者の話として現地12月8日に報じた。フィルタリング機能が実装されれば、Instagramとの競争関係が鮮明になりそうだ。

AllThingsDによると、カメラフィルター機能はホリデーシーズまでにリリースすることを目標に準備が進められていると関係者が話しているという。Twitter会長のJack Dorsey氏がフィルターのかかった白黒写真を多数投稿しているのは、このことが理由になっているかもしれないと記事中で推測されている。そして、Twitterにこの件に関してのコメントを求めたが、回答は得られなかったという。

仮にTwitterがカメラフィルター機能を搭載すれば、Instagramとの競合関係が明白なものになりそうだ。ここ最近でも、InstagramがTwitter Cardsのサポートを無効にしたことで、TwitterにおいてInstagramの写真が適切に表示されなくなるなどの事態が起きた。また、今夏には、Instagram上でTwitterの友人を探しだす機能がTwitterによりブロックされた経緯がある。

これまでネットワーク連携により成長してきた両社ではあるが、FacebookがInstagramを買収したことで、その関係が変化したという見方もあり、両社が独自のサービスでユーザーを囲いこんでいく戦略をとれば、熾烈な競争に発展する可能性もはらんでいる。

(記事提供: AndroWire編集部)