Evernoteは、小・中規模の企業およびグループに向けた新クラウドサービス「Evernote Business」の提供を、アメリカ、日本、英国、カナダ、スイス、ドイツ、フランスの7カ国で開始した。
「Evernote Business」は、同社のコンシューマー向けクラウドサービス「Evernote」の基本機能である情報の保存機能、多様なデバイスでの編集・閲覧・検索機能に加え、企業のニーズに応える情報活用機能をプラスした、スモールビジネス向けの新ソリューション。個人が管理する「個人ノートブック」とは別に、グループ全体で共有するための「ビジネスノートブック」を作成できるのが特徴で、各従業員が保存・公開したビジネスノートブックは、新たに備わった「ビジネスライブラリ」にて全従業員が自由に閲覧できるという。
なお、本サービスでは、情報の共有範囲をプロジェクトチーム内、部門内、企業全体またはクライアントなどと、自由に設定することも可能。また管理者は、全従業員のアクセス権といった権限の確認・管理を簡単に行えるほか、ビジネスライブラリにておすすめのノートブックを選定することもできる。このほか、閲覧・検索・作成しているノートと関連したノートを自動表示する新機能「関連ノート」も備わる(Evernote for Mac、ChromeとFirefoxのEvernote ClearlyおよびChromeのEvernote Webクリッパーを利用する場合)。
利用料はユーザ1名につき月額900円。個人のノートブック容量は「Evernote プレミアム」の2倍となる月間2GB、ビジネスノートブックのアップロード容量も月間2GBとなる。対応プラットフォームは、Evernote for Mac、iOS、Android、Windows Desktop。