映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム』の完成披露試写会が11月30日、東京・新宿バルト9で行われ、俳優の白石隼也、福士蒼汰、デーモン閣下が出席した。

前列左から、戸塚純貴、奥仲麻琴、白石隼也、福士蒼汰、高橋龍輝、清水富美加、後列左から、高山郁子、入来茉里、デーモン閣下、足立梨花、吉沢亮

同作は、9月からテレビ朝日系で放送中の『仮面ライダーウィザード』の劇場版で、歴代の仮面ライダーたちが敵と戦う"MOVIE大戦"の第4作目。ウィザードと前回放送されたフォーゼの面々が共演するほか、原作者・石ノ森章太郎のキャラクターである美少女仮面・ポワトリンやイナズマンなども登場する。ストーリーは、復活した3人の悪魔・アクマイザーによる地上征服計画を阻止するため、ウィザードやフォーゼ、メテオ、オーズら8人の歴代ライダーが力を合わせて怪人軍団に立ち向かうという内容で、8日から全国公開予定。

舞台あいさつには、操真晴人(ウィザード)役の白石、如月弦太朗(フォーゼ)役の福士のほか、キャストの奥仲麻琴、戸塚純貴、高山郁子、高橋龍輝、清水富美加、吉沢亮、入来茉里、足立梨花、デーモン閣下と坂本浩一監督が出席し、福士が「帰ってきたー!」と叫び、清水が「ただいまー!」と呼びかけると、会場に集まった子どもたちは「フォーゼ! フォーゼ!」と大合唱。その様子に白石は「公の場に立つのが初めてなので、まさかフォーゼがアイドルみたいになってるとは……」と驚愕しつつ、負けじと「さぁ、ショータイムだ!」と決めゼリフを披露。続けて「フォーゼの方々のライダーに対する誇りを感じながら撮影しました。ウィザードをしっかりやって、皆さんの仮面ライダーへの想いを次の世代にも引き継いでいきたい」と意気込みを語ると、福士も「久々に仲間に会って、戻ってきたなぁと。俺の中でのフォーゼは一生のうちのすごい出来事。楽しんで撮影したので、その楽しさが伝われば」とPRした。

ポワトリンを演じた入来は「今回、ポワトリンを復活させました。見どころは太ももです。監督が私の太ももばっかり撮るんですよ(笑)」と明かすと、足立も「私も太ももかな。監督が“絶対領域”を見せろって言うんです。観たら分かると思う」と言い、加えて奥仲も「見どころはパンツです!」と含み笑い。女性キャスト陣に糾弾された坂本監督は、苦笑いを浮かべつつ「究極のアクション映画になりました。子どもから大人まで楽しめる要素がいっぱい入ってます」とアピールした。また、アクマイザー・ザタンの声優を演じ、主題歌「FOREST OF ROCKS」を担当したデーモン閣下は「実は聖飢魔Ⅱの時に、当時のライダーを倒してぶんどったライダーベルトをしていた。やっと我輩のところに声がかかったな」と感慨深げで、同曲について「19日という最短記録で曲を作ったけど、付け焼刃とは思えない良い仕上がりになった。エンディングではザタンが歌ってるということを忘れて楽しんでくれたまえ」と話すと、白石は「ウィザードとフォーゼの世界観が伝わる素晴らしい歌です」と称賛していた。