日揮は11月26日、同社のサウジアラビア法人であるJGCアラビアと共同で、サウジアラビア国営石油会社(サウジアラムコ社)が同国ジャザン地区で計画中の大型製油所新設プロジェクトについて、中核設備に関する発注内示を受けたと発表した。

同社によると、サウジアラビアは、近年自国の産業の多角化と雇用促進政策を積極的に進めており、その一環として、同国紅海側イエメン国境付近に位置するジャザン地区に経済都市(ジャザン経済都市)を建設する計画を2006年に始動し、現在実現に向けて開発が進んでいるという。

日量40万バレルの製油所を新設するこのプロジェクトは、ジャザン経済都市の基幹産業としてサウジアラムコ社が計画を推進しており、プロジェクトの規模が非常に大きいことから、装置ごとに14のパッケージに分割して入札を実施し、同社はそのうち中核設備である接触分解装置および芳香族製造装置を建設するプロジェクトを受注したとしている。

新設する製油所の建設地がサウジアラビア王国ジャザン地区で、同社が参画するプロジェクト主な概要(契約内容)は新設製油所(日量40万バレル)の中核装置である接触改質装置および芳香族製造装置に係る設計、機材調達および建設工事(EPC)役務となっている。

なお、受注金額は非公表。