アクシスコミュニケーションズは11月20日、360度全方位をカバーする映像を実現したネットワークカメラ「AXIS M3007-PV」の発売を発表した。
本製品は、5メガピクセルのセンサーと専用レンズを搭載し、1台のカメラで全方位の映像を撮影することができる製品となっている。従来の固定カメラのように複数台を設置することなく広範囲を撮影でき、またPTZカメラのようにレンズの向きによって死角が生じることもない。価格は税別で9万1,000円、出荷開始時期は12月中旬を予定している。
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AXIS「AXIS M3007-PV」Network Camera外観図 |
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本製品は、天井に設置することで全方位をカバーし、全周映像やパノラマ表示に分割した1,600×600ピクセルの2画面映像、撮影エリアを分割した800×600ピクセルの4画面映像の表示が可能。また壁面に設置することによって、180度のワイドなパノラマ映像も得ることができる。
いずれの場合でも、5メガピクセルセンサーの解像度による鮮明な映像を得られる。デジタルPTZ機能を搭載しており、撮影範囲を任意に変更したり、ズームイン・アウトを行うことも可能。
映像圧縮方式はH.264とMotion JPEGに対応しており、複数の映像ストリームを同時に配信。カメラへの給電はPoEにより行われ、ネットワークケーブル1本で給電と映像伝送の両方を行う。
また、IK08保護等級をクリアした耐衝撃構造が採用されており、破壊行為からカメラ本体が保護される。カメラ内部にはmicroSDHCカードスロットが搭載されており、microSD/microSDHCメモリーカードを挿入することでカメラ映像をメモリーカードに録画できる。
さらに、アクシスのネットワークビデオ製品に広く搭載されている、映像分析モジュール用プラットフォーム「AXIS Camera Application Platform」にも対応しており、人数計測やヒートマップ、侵入検知などのサードパーティー製アプリケーションをカメラにインストールして、映像を用いたインテリジェントシステムを構築できる。
