「人材の過不足感」

「従業員規模別人材の過不足感」

人材サービス、出版事業を手がけるマイナビが運営する転職情報サイト「マイナビ転職」は11月13日、全国の企業373社を対象にした「マイナビ転職 中途採用状況調査」の結果を発表した。なお、同社における企業向けの中途採用状況調査は今回が初めての実施とのこと。調査期間は8月20日から9月30日。

はじめに企業の人材の過不足感を尋ねたところ、「不足している」が全体の69.4%を占め、「余剰感を感じている」の6.2%を大きく上回った。さらに、従業員規模別に見ると、どの従業員規模でも「不足している」が「余剰感を感じている」を大きく上回る結果となっている。

次に企業が中途採用を実施した理由を尋ねてみると、「経営状態の好転・既存事業の拡大」「組織の存続と強化(活性化)」がそれぞれ39.1%を占めて最も高く、次いで「退職者の増加」が32.7%となった。中途入社社員の採用数は、「前年より増えた」が「前年よりも減った」を上回っている。

「中途採用を実施した理由」

「中途入社社員の採用数」

今後1年間の中途採用の見通しは、「経験者採用・未経験者採用ともに積極的」が44.7%で最も多く、次いで「経験者採用は積極的だが未経験者は消極的」が39.6%の結果となった。

「今後1年間の中途採用の見通し」

「規模別今後1年間の中途採用の見通し」

第二新卒の採用で重視した基準は、「入社意欲の高さ」が最も多く、次いで「一緒に働ける人材か」という結果に。さらに今後1年間の第二新卒者の採用見通しでは「積極的」と回答した割合は43.4%となった。

「第二新卒の採用で重視した基準」

「今後1年間の第二新卒者の採用見通し」

なお、同調査結果の詳細は「採用サポネット」で公開されている。