The Apache Software Foundation

11月6日(米国時間)、Apache CloudStackプロジェクトから「Apache CloudStack 4.0」がリリースされた。Apache CloudStackは、オープンソースのクラウドデプロイプラットフォーム。Apache CloudStackを利用することで大規模ネットワークの仮想マシンや高可用性及び高スケラビリティのIaaSの構築や管理が行える。

Apache CloudStackはもともと米Cloud.comによって開発されていたソフトウェア。2011年に米Citrixに買収され、さらに今年4月にCitrixからASFに寄贈され、インキュベータプロジェクトとして新たに開発がスタートしていた。

Apache CloudStack 4.0はASF移管後、初のリリースとなる。4.0では以前は別パッケージだったCloudBridgeが同梱されるようになっており、この変更によってAWS APIが標準サポートとなった。またその他にも、Xenサーバに安全にアクセスできるようセキュアコンソールの追加やネットワーク仮想化向けにNiciraのNVPのサポート、Ubuntu 12.04及びRHEL 6.3で動作するようKVMハイパバイザのアップデートなどが実施されている。

Apache CloudStackはApache 2.0 Licenseのもと公開されており、プロジェクトページよりダウンロードできる。