The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system.

OpenBSDプロジェクトは11月1日(カナダ時間)、OpenBSDの最新版となる「OpenBSD 5.2」を公開した。OpenBSDプロジェクトは1年に2回のリリースエンジニアリングを行っており、OpenBSD 5.2は、5月にリリースされたOpenBSD 5.1以来のアップデートとなる。OpenBSD 5.2ではマルチコアへの対応が改善されており、ユーザレベルのスレッドからカーネルレベルのスレッドへのリプレイスが実施されている。OpenBSD 5.2における主な注目点は次のとおり。

  • OpenSSH 6.1の導入
  • ユーザレベルスレッド(UThreads)からカーネルレベルスレッド(RThreads)に変更
  • 様々なネットワークスタックを修正
  • ルーティングデーモン及びその他のユーザランドネットワークの改善
  • IPv6パケット上のTOS設定の許可などを含むpfを改良
  • Nginxなど7,600を超えるサードパーティソフトウェアに対応

その他にもi386アーキテクチャでのハイバーネーションサポートやALPSベースのタッチパッドサポートの改良、Huawei Mobile E303/AX88772B/MCS7832などハードウェアの新規サポートなども実施されている。