ネットワールドは11月2日、VDI(仮想デスクトップ)及びSBC(サーバ・ベース・コンピューティング)のベンチマークツール「Login VSI」の製品版「Login VSI Pro」の発売を、同日より開始すると発表した。

「Login VSI」は、オランダのログイン・ブイエスアイ社の製品で、ネットワールドは、今年8月から英語環境のみ対応の無償版を提供していたが、今回発売する製品版は日本語環境でも動作可能となっている。

特徴として、VDIやSBCのサーバに対してワークロード(負荷)をかけて、そのレスポンスタイムなどを解析・評価し、測定対象のVDIやSBCのシステム構成で、快適に使える最大ユーザ数 / セッション数の値(VSImax値)を把握することが可能。ワークロードは、10種類以上のアプリケーションを動作させることによって行われる。

解析結果をグラフ表示

「Login VSI」は、使用可能期間とユーザワークロード数でライセンスされ、使用可能期間は6カ月、12カ月、24カ月の3種類。

価格は、最小ライセンスである6カ月間使用、500ユーザワークロードが、98万円(税別)となっている。

また同社では、今回の発売とあわせて、統合システム「FlexPod」をベースに、VDIソフトウェア「VMware View」、VDI監視ツール「Stratusphere UX」、ベンチマークツール「Login VSI Pro」などを組み合わせたコンバージド・インフラストラクチャ「Networld VDX」の発売を発表。

「Networld VDX」の発売開始は2012年中を予定しており、価格は、500デスクトップの同時起動・同時ログイン・同時利用も可能な「Networld VDX for 500VDI」が、1デスクトップ当たり約14万円と想定されている。