ゼンリンは、スマートフォン版「ゼンリン住宅地図」のネット配信サービス「ゼンリン住宅地図 配送パック」と「ゼンリン住宅地図 建設パック」を、docomoに続き、au / SoftBankでも11月1日からサービス開始すると発表した。

ゼンリン住宅地図は、一軒一軒の建物名称や居住者名も掲載している詳細な地図で、個人事業から自治体・官公庁における行政サービスまで、幅広い業務で利用されている。

スマートフォン版のゼンリン住宅地図では、画面操作による地図のスクロールや拡大・縮小に対応しているほか、ビル名の検索や、階数ごとのテナント情報の表示なども可能。また、任意の場所を「お気に入り」に登録する機能もあり、登録スポットはPCサイト「いつもNAVI」でも確認できるようになっている。

ゼンリン住宅地図 配送パック / 建設パックは、各業種に向けた専用機能をプラスしたサービスで、配送パックでは、現在地から半径500m以内の表札情報を検索する「周辺表札検索機能」を提供する。また、建設パックでは、資材置場や重機車両の停車場所などを地図上にアイコンで表示し、その位置情報を取引先や社内で共有できる「指定場所共有機能」を提供。これまでdocomoのスマートフォンを対象にサービスが提供されていたが、11月からauとSoftBankのスマートフォンでも使えるようになる。

周辺表札検索機能の画面イメージ

指定場所共有機能の画面イメージ

サービスの価格は、配送パック / 建設パックともに各2100円。対応機種はiOS4以上を搭載したiPhone4 / 4S / 5と、OS2.1以上を搭載したAndroidスマートフォンとなっている。