NTTドコモは10月26日、日本のスタートアップ企業やベンチャーとの連携強化を目的とした新たな取り組みを開始すると発表した。

今回発表された取り組みは、日本におけるスタートアップ企業やベンチャー企業とともに、スマートフォン向けの新たなサービスを創造することを目的としたもの。この取り組みの1つとして、2012年度中に起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」をスタートし、ベンチャー企業への出資を行うコーポレートベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド」を設立する。

「ドコモ・イノベーションビレッジ」は、ハード・ソフト両面から起業家を支援するプログラムで、審査によって選ばれた複数のチームに対して、共同オフィススペースなどの開発環境を提供する。また、専門家による経営面や開発面のアドバイスに加えて、起業経験者や著名経営者による講演会を開催する。

「ドコモ・イノベーションファンド」は、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」発のスタートアップ企業や、有望なサービスや技術を保有するベンチャー企業に対して出資するファンド。同社は出資を通じて企業価値の向上を図るとともに、有望なサービス・技術はNTTドコモで活用するとしている。

なお、同ファンドの運用金額100億円規模で、運用予定期間は10年間となっている。