NTTデータは、無線LAN環境を短期間で導入できる「無線LANおまかせサービス」の提供を11月1日から開始すると発表した。無線LANおまかせサービスでは、電子証明書や暗号化などのセキュリティ機能を備えた無線LAN環境を、5~10営業日程度の短期間で導入できる。

近年、タブレット端末やスマートフォンなどの普及に伴ってオフィスでスマートデバイスが利用されるシーンが増加しているが、スマートデバイスの利用のために無線LAN環境を構築する際には、セキュリティーの確保のほか、導入までの期間の長さや初期投資の高さが障害になりやすい。

同サービスは無線LANサーバーや認証サーバーなどの共同利用が可能なクラウドセンターを利用する方式になっており、個別にシステムを構築する場合に比べ、導入期間の短縮と導入コストの低減が図られている。また、無線LANの運用 / 保守 / 資産管理についてもクラウドセンターで一元的に行うことで、利用者の運用負荷が軽減されるという。

無線LANおまかせサービスのイメージ

1アクセスポイントあたりの料金は、初期費用が1万8000円~で、月額費用が2800円~(いずれも税抜)。同サービスでは、今後3年間で25億円の売り上げを目指すとしている。