西日本鉄道は31日より、福岡市内の福大病院と西鉄大橋駅を国道202号線(福岡外環状道路)経由で結ぶ路線バス「700番」の本格運行を開始する。

西鉄バス「700番」が今月31日より本格運行開始(写真はイメージ)

同路線は福岡外環状道路を活用した各所へのアクセス向上を図る目的で、昨年1~4月に福岡市の社会実験として運行され、その後は本格的なバス路線としての運行をめざし、昨年10月より1年間の試行運行を実施していた。

西日本鉄道の発表では、沿線住民の協力により平日の同路線の利用者数は増加傾向にあり、1日あたりの目標人員である1,500人の達成まであと一歩に迫っているとのこと。路線存続への強い要望や沿線地域における公共交通ネットワークとしての重要性を踏まえ、このたび本格運行を決めたとしている。

本格運行開始時の便数は、平日26往復、土曜日21往復、日・祝日20往復。11月3日のダイヤ改正にともない、運行時刻の見直しと土日祝日の減便を行う。福大病院~西鉄大橋駅間の所要時間は約50分で、同区間の運賃は390円。本格運行の開始およびダイヤ改正による運行ルートや運賃の変更は行わない。