大阪には多くの難読駅名が存在する

新築専門サイト新築オウチーノでは、大阪の代表的な難読駅の由来と歴史について調査を行った。調査は、全国各地の地名研究で知られ、『大阪「駅名」の謎』の著者でもある谷川彰英氏の見解を交えて実施。このほど、同サイト上で調査結果を発表した。

まず、代表的な難読駅名として「喜連瓜破(きれうりわり)駅」を紹介。「喜連」は、古代に中国から同地に集団移住してきた呉人の「クレ」に由来しているという。「瓜破」は大化年間、仏像をまつるため、手元にあった瓜を供えたところパカッと割れたという伝承にちなむ。双方にまたがる場所の駅であるため、地名を組み合わせて駅名にしたとのこと。

その他にも大阪には、「交野(かたの)」「私市(きさいち)」「柴島(くにじま)」などの難読駅名が多数ある。その理由について谷川氏は、「大阪は難波宮から始まる千数百年の歴史を持ち、京都よりも歴史が古い。そのため歴史と深く関わる地名や駅名が多く、『喜連瓜破駅』のようにどちらの名も譲れないという事例も多い」と語っている。

他の難解駅名の由来については、同サイト内のコンテンツ「読めない駅名に隠された、大阪の“深~い”歴史」で紹介している。