ICT総研は9月26日、法人のiPhone5に関する需要動向調査の結果をまとめ発表した。この調査は9月22日から24日までの3日間で実施し、企業の携帯電話導入決裁者・決裁関与者向けのWebアンケートの結果をまとめたもの。
アンケート回答者数は1,200人で、企業規模ごと(1~9人/10~29人/30~99人/100~299人/300~999人/1,000人以上)に200人ずつ抽出したという。
それによると、法人の46.5%がiPhone5導入を検討しており、そのうち、すでに導入を決めている法人は、7.3%だという。また、導入を検討している法人の割合は、企業規模が大きくなるにつれて拡大しており、300人以上の企業では、導入を検討している法人の割合が50%超に達する。
auとソフトバンクモバイルのどちらのキャリアを選択するのかについては、現在、auのiPhoneを導入中の法人は、iPhone5検討時も82.4%がauを選択と回答。同様に、現在ソフトバンクのiPhoneを導入中の法人はiPhone5検討時も85.5%がソフトバンクを選択するなど、法人がいったん導入したキャリアを変更することは容易でない様子が読み取れる。
一方で、このアンケートで「現在、iPhoneを導入中」と回答した法人は1,200社中139社と1割強で、残り9割を占める未導入の法人に対して、iPhone5検討時の選択キャリアを聞いたところ、auが51.1%、ソフトバンクが48.9%と拮抗している。
auの選定理由は、「通信エリアの広さ」(59.8%)、「ネットワーク品質」(40.9%)、「建物内でのつながりやすさ」(19.8%)、「建物外でのつながりやすさ」(16.1%)など、ネットワーク面での高い評価が目立つ一方、ソフトバンクのiPhone5を選択した法人は、「通信料金」(44.4%)、「端末価格」(29.8%)など、価格・料金面での割安感を選択理由に挙げている。