ウィルコムは4日、宮城県の各種施設における緊急時の通信手段として、同社製PHS端末「イエデンワ(WX02A)」が採用されたと発表した。宮城県内の学校、保育所、県・市町村機関などに982台の「イエデンワ(WX02A)」を設置し、災害などの緊急時の連絡手段や地域コミュニティとの連携手段として活用する。

「イエデンワ(WX02A)」

「イエデンワ(WX02A)」は、一般的な固定電話を模したデザインを採用したPHS端末。据え置きで利用するが、回線はPHSを利用するため設置工事が不要で、場所を選ばず使用が可能。

AC電源のほか、乾電池でも駆動でき、単3型アルカリ乾電池4本で約800時間の駆動、約10時間の連続通話が可能。電源のない場所での通信手段としても利用できる。

「イエデンワ(WX02A)」は、これまでにも墨田区や豊島区などの防災訓練で連絡用として利用されている(訓練実施時のニュース記事)。