CompTIAは、帝塚山大学が協定関係にある高等学校に対し、CompTIA認定プログラムを活用した情報教育プログラムを提供することを発表した。

帝塚山大学は、全学部対象に実施している情報教育プログラムを、高大連携の協定校の協定を結ぶ高等学校に対し提供する。同プログラム内では、CompTIA認定資格の一つである「CompTIA Strata IT Fundamentals」に準拠した講義を実施し、合格を目指す。

帝塚山大学 Webサイト

同資格は、あらゆる業種、業務で仕事に集中できるだけのPCの運用力を問うもので、PCコンポーネンツの識別や利用用途の理解、各種設定、ソフトウェアインストールの実行、互換性により発生する障害の特定、セキュリティリスクの認識および予防などが出題される。試験時間は60分/問題数70問/受験料9,290円(アカデミック割引:5,250円)。

協定校の1校である県立奈良情報商業高等学校は全国の高等学校で初めて「CompTIA Authorized Academy」に加盟し、帝塚山大学、CompTIAからのサポート体制を築いていく。

今回、提供される情報教育プログラムでは、ベンダーに依存しないCompTIA認定プログラムを活用することで、現代社会で求められる能力により近く具体的な情報活用、情報管理能力の習得が可能になる。また、専門的かつ実践的な教育体制をもつ大学との連携により、情報教育の充実を図ることを期待される。

CompTIAは、高大連携によるこのプログラムを、高校の普通、および専門科目である教科「情報」の補完、または高等学校の「情報」教科に関するさまざま様々な課題を解決することができるモデルケースと位置付けている。