オラクルは8月17日、デスクトップ仮想化製品「Oracle Secure Global Desktop 4.7」の最新版の提供を開始したと発表した。

同製品は、サーバで一元的にホスティングされるWindows、UNIX、メインフレーム、ミッドレンジのアプリケーションに対し、各種クライアントからのWebベースでセキュアなアクセスを実現するもの。

最新版は、複数のアプリケーションを実行する際に複数のディスプレイが接続されたPCの任意の画面に表示できる機能を搭載し、マルチモニタに対応したほか、Windowsアプリケーションの音声出力機能を拡張し、マイクやその他の音声入力機器にも対応した。

グラフィックについては、OpenGL 1.3による拡張が行われ、LinuxとUNIXにおける表示を強化し、3Dアプリケーションでの性能を改善した。

プラットフォームとしては、Internet Explorer 9、Chrome、最新のFirefoxといった各種ブラウザ、Oracle Linux 6とOracle Solaris 11を含む最新のサーバOSに対応した。

そのほか、インストールおよび設定する際の選択肢として「Oracle VM Template」による提供が加わった。これにより、OSとOracle Secure Global Desktopのインストール作業や基本的な設定が不要となった。