ソニーは8月9日、取締役会決議により、ソネットエンタテインメントの普通株式および新株予約権を公開買付けにより取得することを決定したと発表した。

ソニーは現在、ソネットの普通株式116,560株(株式所有割合45.61%)を保有するとともに、完全子会社のソニーファイナンスインターナショナルによる保有分(32.110株、株式所有割合12.57%)と合わせて、ソネット株式148,670株(株式所有割合58.18%)を保有しており、ソネットを連結子会社としているが、今回、ソネットを完全子会社とすることを目的に発行済普通株式および本新株予約権のすべてを公開買い付けで取得することにした。

ソニーは今後、ソネットの通信サービス構築、顧客獲得、運営ノウハウ、バックボーン、データセンターなどのインフラをグループ内で活用し、当社グループ内の各種ネットワークサービスをより強固なものにしていく。

ソネットのグループ会社で医療ヘルスケア分野におけるマーケティング支援事業を営むエムスリーについても、ソニーグループとして、医療機関向けクラウドサービス、消費者向け医療ポータルサービス、健康志向のコンシューマー・エレクトロニクス製品の共同開発等の分野での協業可能性を積極的に検討していくという。