日商エレクトロニクス(以下、日商エレ)と同社グループ会社のインフォリスクマネージは8月7日、北海道石狩市に日商エレ第三のデータセンターとなる「石狩データセンター」を9月上旬に開所すると発表した。

大阪・横浜に加えて、新たに石狩データセンターを開所することで、3拠点体制でデータセンターサービスを提供。法人市場に対応する設備投資を行うことで、データセンターサービスニーズに応え、大阪・横浜・石狩の3拠点データセンター合計で3年後に約15億円の売上規模を目指すとしている。

石狩データセンターは、さくらインターネットが保有する石狩データセンタービルを活用し、エンタープライズ、システムインテグレーターをはじめとする法人市場向けに、電機・空調・ラックなどの設備が設計されている。

さくらインターネットが保有する石狩データセンター

北海道の冷涼な気候を利用した外気空調、広大な敷地による拡張性、モジュール型サーバルームなどを完備し、一般の都市型データセンターとは異なる、事業継続計画(BCP)やディザスタリカバリ(DR)に対応した、クラウドサービスの拠点となっている。

主な構造や設備などは、建物構造が地上2階建てS造(鉄骨構造)、電源設備が特別高圧66KVを2系統受電し、非常用発電機、UPS(Uninterruptible Power Supply(無停電電源装置))完備、空調設備が外気空調/水冷インバータターボ冷凍機空調で天井吹出方式、フロア・ラック設備が19インチ標準ラック(46U)、床荷重1000kg/平方メートル。非接触式ICカード、生体認証、ITVカメラなどを完備している。