MATE is a fork of Gnome 2.

MATEチームは30日(米国時間)、MATEの最新版となる「MATE 1.4」を公開した。MATEは、LinuxをはじめとするUnix系OS向けに開発されている統合デスクトップ環境。ファイルマネージャであるCaja、テキストエディタであるPluma、画像ビューワであるeom、ドキュメントビューワであるAtrilなどデスクトップ環境に必要な様々なアプリケーションが提供されている。

MATEは、多くのLinuxディストリビューションで採用されているGnomeから派生した統合デスクトップ環境。GnomeチームはGnome 3で新たなユーザインタフェースとして「Gnome Shell」を採用しており、従来のGnomeとは大きく異なる新たなUIに反発した一部のLinuxユーザが、Gnome 2のコードをベースにMATEを開発した。

現在、MATEはLinux Mint、Arch Linux、Debian/Ubuntuなどでパッケージ化されており、Linux Mintでは標準のデスクトップ環境として採用されている。公開されたMATE 1.4では新たにキャラクタマップやアイコンテーマなどが追加されており、GDMにスクリーンセーバのサポート、cajaの改善などが加えられている。