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現在、サポート対象となっているBIND 9.7が8月いっぱいでEOL(End Of Life)となる。ISCは現在BIND 9.9、BIND 9.8、BIND 9.7、BIND 9.6をサポート対象(BIND 9.6はセキュリティのみ)としている。すでにBIND 9.5が2010年9月に、BIND 9.4が今年3月にEOLとなっており、先日公開されたBIND 9系の脆弱性ではこれらバージョンは対処されていない。
BIND 9.7が今月、サポートから外される。BIND 9.6は、BIND 9.7よりも前にリリースされたバージョンだが、ESV(Extended Support Version)に昇格しており、こちらは2013年3月までサポートされる予定。ESVは、ISCが2009年から導入した長期サポートで、ESVがつけられたバージョンは最初のリリースから約4年間、セキュリティサポートの対象とされる。これまでBIND 9.4およびBIND 9.6がESVとなっているが、BIND 9.9が次期ESVとなることが発表されている。
BIND 9.7はこのままいけば9月以降、重大な脆弱性が発見されたとしても更新されなくなる。BIND 9.7を利用しているユーザは来月までにBIND 9.8もしくはBIND 9.9にアップグレードすることが望まれる。なお、BIND 9.9およびBIND 9.8に関しては、今のところサポート終了時期は発表されていない。