フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、ユーザーとフォルクスワーゲン、さらに全国の正規販売ディーラーを結ぶコミュニケーションツールである「フォルクスワーゲン オーナーズ パス(VOP)」を全国展開すると発表した。

VOPはフォルクスワーゲン車1台につき1枚発行される年会費無料のオーナーズカード。これから購入する人だけでなく、すでにフォルクスワーゲン車に乗っている人も対象になる。現在日本には約62万台のフォルクスワーゲン車があり、そのオーナーすべてがカードを発行してもらえる権利がある。

正規ディーラーで申し込むとカードが発行され、自分だけの専用ウェブサイト「マイページ」が開設される。マイページを通してさまざまな情報や特典を受けられるほか、正規ディーラーでの整備、点検にポイントが付き、貯まったポイントはフォルクスワーゲン オリジナルグッズと交換できるしくみ。

また、VOPはこれまで新車登録時に発行されていた「フォルクスワーゲン エマージェンシーアシスタンス カード」の役割も兼ね備え、緊急時にオーナーと正規ディーラーをつなぐカードとしても機能するという。

VOPはオーナーに直接的なメリットがあるだけでなく、正規ディーラーにとっては顧客のニーズをつかみやすくなり、きめ細かな情報発信ができるようになるメリットがある。それがサービスの拡充につながれば、オーナーにとってさらなるメリットとなりそうだ。